冬も洗濯物は乾かない
何年か前に、飲料のCMで「冬は洗濯物がよく乾きます」というセリフがあった。
いやいや、何処にどうやって干せば良く乾くんだと思った。本当にこれをクライアントの役員は許可したのか。やっぱり企業の役員は洗濯などしたことがないのだろうか。などなど色々と考えたが、CMが流れていたのは短期間であったと記憶している。
秋の日本晴れは何処に行ったのかと、以前にも書いたが、秋の長雨の後、あっという間に冬が来た。
木枯らしが吹く街、クリスマスのイルミネーションが輝くなんとなく慌ただしい師走の街を、今年の年末はどう過ごそうとかと考えながら歩くのは楽しい。でもやっぱり、寒いこの時期、洗濯物は乾かない。洗濯物を乾かすためだけに色々と考えるのは、本当に煩わしいことだ。
衣類乾燥機とか、浴室乾燥機とかを使えば良いのだろうが、機器自体も高いし、何よりもランニングコストが高そうだ。そこで、重宝しているサーキュレーター型の衣類乾燥機について、書こうと思う。
これは、やたらとランニングコストのかかりそうな本格的な衣類乾燥機などと違い、短時間で乾くわけではない。メーカーのホームページでも、浴室乾燥機が、1時間35分のところ、速乾モードでも2時間7分かかる。ただ電気代は浴室乾燥機の51円に対し、28円と安い。部屋干しのためだけに、暖房を強めに掛けたりしていたことを考えると充分に安い。
私が使っているのは、アイリスオーヤマの『カラリエ ホワイト IK-C500』だ。サーキュレーターのような形なのだが、温風が出て衣類を乾かす。温風といっても、若干暖かいかなという程度、本格的衣類乾燥機のように強引に乾かすといったものではない。基本的には、元々時間を掛ければ乾く場所、換気扇などがある場所ではないと、向かないのかもしれない。乾きにくい時期に、今までは雑菌が繁殖して匂いが出てしまっていたものを、時間を短縮することで気持ちよく衣類が使えるようになるといった具合だ。
さらに、除湿機能もそなえた『サーキュレーター衣類乾燥除湿機8L IJDC-K80』もあるらしい、梅雨時のことを考えると、値段は高いが、次はこちらを試してみようかと思う。こちらは首振り角度も選択できるなど高機能だ。
洗濯物を乾かすためだけに時間を費やしていたことを考えると本当に良いものを見つけたと思う。