「総図解 よくわかる第二次世界大戦―写真とイラストで歴史の流れと人物・事件が一気に読める」を読んで考える
書籍名 |  :  | 総図解 よくわかる第二次世界大戦 |
著作者 |  :  | 倉山 満/鍛冶 俊樹 |
出版社 |  :  | 新人物往来社 |
発売日 |  :  | 2011/02 |
ISBN |  :  | 9784404039774 |
本当に一生懸命生きてきたつもりではあるが。 (2013/10/01)
非常に個人的なことではあるが、一生懸命に生きてきたつもりである。でも、驚くほど近現代史を知らない。個人的に歴史が好きではなかったこともあるのだろうが困った話だ。マスコミの嘘を見抜こうと歴史の本を読む。でも、ちょっと難しい本だと、一定の知識を持っていることを前提に本が書かれ、説明されていない部分も多い。
そんなときにこの本を見つけた。「これは便利だ」。この本は、読み物としても面白いが、手元に置き、繰り返し記憶に残していくといった類の本だ。
本のタイトルからも分かる通り、大東亜戦争のことを詳細に取り扱った本ではない。なので、日本が戦った各地の戦闘の記録や、日本軍の武器などを詳細に記すといった本ではない。日本の戦争を単独で捉えるのではなく、そのとき世界で何が起こっていたのかを理解するための基礎的共通知識といった本だ。しかもすべての項目が図解である。
歴史を学んでこなかった人間にとっては大変にありがたい。ついでに「大人のための教科書」的な本が揃っていると嬉しいと思ったりする。
chグランドストラテジーという番組では、倉山氏が、ペリー来航の前から現代までを解説してくれている。