「ペイディApple専用って何?」 そもそも「Paidy(ペイディ)」って何?

iPhone 14の発売が、2022年9月16日(金)、開始になった。

主要キャリアでの購入以外で、分割払いを考えている人は、アップルストアのサイト内で「金利0%の分割払い」のクリック先で「ペイディ」のサービスが大きく表示されるので、「ペイディ」の利用を検討している人も多いのではないだろうか。

また、すでにPaidyを利用している人には、「ペイディあと払いプランApple専用」と書かれたメールで、専用の利用可能額設定の案内があったのではないだろうか。

でも「そもそもペイディって何?」「ペイディの仕組みが良く分からない」という人も多いと思うので、ペイディについてまとめておきたいと思う。私個人は、Amazon での買い物を通してペイディに登録したので、そのときの体験をもとに「Paidy(ペイディ)」についてレポートを残したい。

目次

  1. 「ペイディ」 と「ペイディプラス」 の違い。
  2. 「ペイディあと払いプランApple専用」とは。
  3. 「ペイディプラス」 の 手続き。
  4. 口座引き落としの手続き。
  5. 詐欺メール。
  6. そもそも「ペイディ」とは何者? 誰が提供するサービス?

「ペイディ」 と「ペイディプラス」 の違い。

「ペイディ」は、メールアドレスと、携帯電話番号を登録すると、認証コードが届き、すぐにサービスが利用できるようになる。この時点では、購入月末日締め、翌月10日までの銀行振り込み、又はコンビニ払いの分割払いではない1回払いのサービスとなっている。

分割払いを選択するにはアプリから「ペイディプラス」へのアップグレードが必要になる。個人情報の送信、審査を経てアップグレードが完了すると利用可能額が決定され、次回からは利用可能額の範囲で、簡単に分割払いができるようになる。利用可能額は、アプリから確認できる。手続きは特に問題がなければすぐに完了する。

「ペイディあと払いプランApple専用」とは。

「ペイディプラス」の利用可能額とは別に、Apple専用の利用可能額が設定され、36回払い、分割手数料0%が可能となるApple専用のサービス。分割手数料0%となるのは、口座振替、銀行振込。「ペイディあと払いプランApple専用」の申し込み画面では「ペイディプラス」への自動アップグレードへの同意にチェックが必要となるので「ペイディプラス」へのアップグレードをしていない場合は「ペイディプラス」の利用可能額も同時に設定されることになるので、Apple以外でも分割払いが可能になる。

「ペイディプラス」 の 手続き。

運転免許証を用意し、アプリから幾つかの個人情報を入力する。運転免許証や、顔情報を指示された通りに撮影、後は審査待ちとなる。ここで免許証の厚みを撮影させられたり、顔の表情を変えさせられたりと、詐欺防止なのではあるだろう、他のサービスにはない撮影を要求される。少しすると登録したメールに完了の通知が来て、この段階で利用可能額なども設定され「ペイディプラス」へのアップグレードが完了、分割払いが簡単にできるようになる。

スマホでの取引に対する若干の慣れが必要だとは思うが、あっという間に手続きも終わり、次回から簡単に分割払いが使えるようになる。

口座引き落としの手続き

支払い方法が、銀行振り込みや、コンビニ払いのままだと、0%金利でも、手数料が掛かる。手数料を無料にするには、アプリで口座引き落としの手続きをする必要がある。アプリの「お客様情報」-「お支払い情報 」ページから「口座振替を申し込む」を押し、画面の指示に従い進んでゆく。あっという間に登録は完了したのだが、ここで「ペイディ」のアプリ以外の操作が必要になる。

私は引き落とし口座に三菱UFJ銀行を選んだのだが、この場合、事前に三菱UFJ銀行のアプリをインストールし、本人確認を済ませたうえで、口座登録時の携帯電話番号にワンタイムパスワードを送付してもらう必要がある。慣れていればなんてことはないのかもしれないが、口座開設時に登録していた携帯電話番号が変わっていたりすると少し面倒なことになりそうだ。銀行側の手続きの問題が発生する。しかし、かなり多くの銀行に対応しているので使いやすい、慣れた銀行を選べば問題は少ないのかもしれない。

2つのアプリ間を行き来することにやや戸惑うかもしれない。少しスマホでの取引に対する慣れが必要となる。ただ、銀行によっては、たとえば給料の振込口座に指定していると月に数回分の振込手数料が無料になったりと様々なサービスがあるので、銀行振り込みでも手数料を無料にする手段はあるのかもしれない。

詐欺メール

近頃、多くのサイトで、ペイディを見かけるので、詐欺メールの標的にもなってしまっているようだ。公式サポートのツイッターでも、「差押最終通知」などと書かれた物騒なSMSへの注意喚起が呼びかけられている。そのようなメールやSMSを受信してもリンクを開かず、情報を入力しないようにとのこと。また、ペイディアプリの利用も推奨している。詐欺メールらしき通知を受け取ってもペイディアプリで正しい利用状況を確認して欲しいとのことだ。

そもそも「ペイディ」とは何者? 誰が提供するサービス?

多くの人はあまり馴染みのないサービスなのではないだろうか。「ペイディ」は、2008年に日本で創業された企業によって2014年7月に開始されたオンライン決済サービスだ。サービスを提供する(株)Paidyは、2021年に、世界的デジタル決済企業のPayPalホールディングスによって3000億円で買収されたメガベンチャーであるという側面も持つ超優良企業だ。

ホームページには『お買いものに「めんどくさい」はいらない』がミッションとある。創業者のラッセル・カマーは国際金融機関出身の超エリートだが“No mendokusai”と語る姿はなぜか好感がもてる。33か国以上の国籍の社員が在籍し「六本木のシリコンバレー」と言っていいほど、多様性に富んでいる企業とのことだ。なので近頃いろんなサイトでよく見るようになったようだ。

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