本を読んで考える

キャノンのA4サイズ対応のプリンターが壊れたのでA3対応のプリンター「CanonTR9530」を買った。

昔の話にはなるが、プリンターでも、PC本体でも、持ち込み修理の場合、タダみたいな金額で修理をしてくれた。10年以上前の話ではあるが、日本も世界標準の冷たい社会になっている。というか、まぁ、それが正解なのだとは思うが。

今回、プリンターが壊れたときも、新品を買うのと同じくらいの値段で修理をするか、キャノンの直販サイトで新品を買うかという選択肢しか、キャノンのサイトからは表示されなかった。一度、キャノンの直販ページを開くと、その後、やたらとプリンターが故障した人向けの広告が出てくるのは、さすがにイラッときた。まだ買って1年2ヵ月くらいしか経っていなかったのだ。それでも結局、直販では買いたくない気分になっていたので、Amazonでキャノンのプリンターを買った。

プリンター「CanonTR9530」自体は本当に良くできている。そんなに高いプリンターではないのに、オートドキュメントフィーダーやスキャナーまで付いている。ペーパーレスなどと言われて久しいが、職場などの法人では一向にペーパーレス化は進んでいないような気もする。しかし家庭では随分とペーパーレスが進んだのではないだろうか。そもそもパソコンを持っている人自体が少ないとは思うが、パソコンを持っている人でもプリンターは持っていないという人も多い。というか、逆にプリンターを何に使うのと聞かれそうでもある。私がなぜ紙にこだわるかと言えば、単に自宅で仕事をしているということもあるが、それ以外でもやはり紙とモ二ターではそれぞれ当然、違いがある。紙の方が効率的である分野があるような気がする。企画書であったりとかも紙の行程があった方が、イメージがしやすい気がする。

今回は、プリンター購入者の特典サービス「CanonCreativePark」と、「PosterArtist」について書いておこうと思う。

「CanonCreativePark」は個人向けサービスのようで、公式サイトには“おしゃれなカードや、楽しいペーパークラフトが全て無料でダウンロードできます。インクジェットプリンターと紙があれば、すぐに楽しめるものばかり。たくさんのアイテムの中からあなたのお気に入りを見つけましょう”とある。ペーパークラフトなどが印刷できる。今回、時期を逃してしまったが、ハロウィンのグッズを作ってみた。驚くほどの大作もたくさんあるので、細かな作業が好きな人はこのためだけにプリンタを買っても良いのではないかとさえ思えるほどだ。

「PosterArtist」についてであるが、公式ページに“「PosterArtistを使えばプロのデザイナーが作ったみたいなあこがれデザインのポスターやチラシを誰でもすぐ作れる。ダウンロードもインストールも不要。さあ、今すぐデザインしよう”とある。これは少し驚いた。よくできている。私はアドビのCreativeCloudを契約しているので、腕さえあれば、イラレや、フォトショで、どんなチラシも作れるわけだが、当然、仕事であれば時間の制約がある。もし5分でクライアントを満足させられるクオリティの高いチラシが作れるのであればAdobeは必要ない。「PosterArtist」が全てのニーズをカバーするわけでもないので、Adobeは必要ではあるが、「PosterArtist」は大半のニーズをカバーするのではないかとさえ思う。サイトを見てみるのも悪くないだろう。