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ホッケを焼いた

焼き魚が食べたくなり、近くのスーパーでホッケを買って焼いた。値段が、若干高めだったけれど、良いホッケが置いてあった。久々に旨いホッケを食べた。

ホッケ

ホッケ。撮影:蒲生朗

昔の話にはなるが、そもそも昔はホッケを買って食べるという習慣は、東京ではなかったと思う。干物と言えばアジ一択みたいな感じだったと思う。大昔に居酒屋のCMでホッケという魚を初めて知ったと思う。たしかこんなCMだった。「私たち家族です。私たちはホッケの家族です。心の家族、北の家族は心の居酒屋です」。このCMの前は東京では、居酒屋でもあまりホッケは出していなかったんじゃないかと思う。でも、個人的にはあまり北の家族には行ったことがない。だいぶ後になって渋谷で何回か行ったくらいだ。

ちょっと前に代々木で働いていた時は、近くに焼き魚の旨いランチをだしてくれる店があった。夜はカウンター中心のこじんまりした居酒屋だった。コロナで閉じた店も多いが今も営業しているのだろうか。なかなかランチで美味しい焼き魚を出してくれる店を探すのは難しい。というか、今はランチをワンコインで済ましてしまうことも多い。そういえば昔は、てんやのワンコイン天丼にメゴチが乗っていた。今考えると随分と豪勢だった。今は赤魚に変わっている。

長いことデフレの時代が続いているが、魚の値段は上がっている。水産庁のサイトでみると2010年に比べて30%くらい値上がりしているそうだ。消費量はかなり減っている。1989年に比べて2/3くらいになっている。昔はイカが多く食べられていたことが意外だった。近年は養殖の鮭が出回っている影響なのだろう、鮭だけは消費量が伸びている。鮭というよりも、サーモンと言った方がしっくりくるのかもしれない。

近所のスーパーではなかなか旨い魚は手に入らなくなった。鮪の刺身も、保存が効くようになのだろうか添加物が塗られ加工されているものも多い。干物も取扱数がだいぶ減っているが、西京漬けなんかはほとんど見なくなった。ネットで干物を買うのもアリなのかもしれない。カニは比較的よくネットで購入するが、その他の海産物も探してみても良いのかもしれない。

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