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ストーブ代わりの電熱器

昭和の時代、貧乏な人はキャベツばかりをかじってみたり、ストーブ代わりに電熱器をかけてみたりしたものである。バカみたいな値上げラッシュ、バカみたいな増税方針高速連射のなかで、ストーブ代わりに電熱器でもかけようかと思ってしまう。

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Photo:NoName_13/Pixabay

さすがに、今の時代、エアコンの代わりに電熱器をかけても、エアコンで使うヒートポンプは、電気をそのまま熱量にしたときの約3倍程度は効率があるということは多くの人が知っている。ならばカセットガスコンロはどうだろうと言うことでイロイロと計算をしてみた。

1円当たりの熱量を計算してみた。

・150円、250gのカセットガス:約82kJ/円
・40円/1kWhの電気:約90kJ/円
・260円/1㎥の都市ガス:176kJ/円

となり、もしカセットガスを安く調達できれば、例えば、1缶を130円で買うことができれば、94kJ/円となり、電熱器よりはカセットガスのほうが計算上は効率がよいことになる。本当に電気は高くなったものである。

ここで「J」ジュールとは何と思うが、Wikipediaを見てみると「1kJの熱量で、0°C、5gの水(液体)の温度を50°C上げることができる」とある。まぁ何となく多い方が良さそうだということくらいは分かってもらえると思う。

今の高騰した価格でも都市ガスは意外とコスパが良いのかもしれない。ヒートポンプのエアコンではお湯は沸かせない。部屋の温度を低めにして、お湯を沸かして湿度を保つとしたら、お湯が沸かせる都市ガスのガスストーブなんてものも悪くない選択なのかもしれない。都市ガスでお湯を沸かし、熱量を獲得したやかんをカセットガスコンロにかけ、室内に湿気を与え、低い温度で比較的心地良さを獲得するというのであれば、貧乏人の選択肢としては悪くはないのかもしれない。湿度があれば風邪の予防にも良さそうだ。ただし、カセットガスを安く入手する必要はあるが。

電気はかつて、25円/1kWh程度の時代もあり、計算すると約144kJ/円。本当に高くなっている。再エネ発電賦課金がない時代と比べると、現在はさらに高騰しているわけで、気が付かないうちに倍程度にはなっている。しかも再エネ発電賦課金が徐々に増えているのである。本当にみんなで考えようよと思うばかりだ。

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